大地の再生
キブツ八ヶ岳がプレ始動。
まずは今年から着工予定のキブツ本部ともなる敷地の大地の整備。
空気と水が通り、少しでも呼吸できる大地にキブツも本部の拠点を置き、訪れる方に少しでも参考となれば。
そこで本日より、大地の再生のプロ集団
代表の赤尾和治さんをお招きして
「大地の再生講座in八ヶ岳」
の実践ワークショップをキブツメンバー中心に開催。
今回、再生させる場所は、敷地の端の斜面の土留めと、その下に土砂崩れで埋まってしまった水脈の復活。
みんなでスコップを持って、エッサ、ホイサと子供の頃に泥遊びで川を作ったように夢中に取り組みました。
1人では果てない作業も、みんなでやると本当に早いもの。
あれよあれよと、小さな水脈が復活し、最初は泥水でしたが、夕方には透き通る綺麗な水が流れるようになって感動でした。
土留めは、普通の土木工事だと、重機でパンパンに斜面を締め付けて、その上にシートなど被せて人工的な植栽をしていきますが、大地の再生では、決して土中を締め付けず、丁寧に丁寧に、その場にある有機物や石などを組み合わせて、呼吸ができ、水が流れる自然に近い土留め環境を築き上げていきます。
今回は、炭の上に枝木を並べて、その上に大きな丸太を並べて、その場で腐らないように炭焼きした木杭を打ち込みます。
まるでアートを作るように、寝ている子供に毛布をかけてあげるように、優しく丁寧に大地の声を聴きながら。
農地の環境汚染の問題も深刻ですが、現代土木による山から海における大地全体の汚染、病気、エネルギーの低下はもっと規模が大きく深刻なもの。
ダムやトンネルに限らず、道路1つだって水脈は分断され、その歪みから次々に自然界の負の連鎖は始まり、やがて大きな環境問題へ。
土木だと、1人ひとりが出来ることはまだ限られていますが、すぐに実践出来ずとも、1人でも多くのひとが知識を身につけて啓蒙していくことでも、地域全体が変わっていける可能性があります。
キブツ八ヶ岳は、自然栽培などの取り組みだけでなく、大地の再生にも積極的にチャレンジし、みんなで協力しながら山や森、水脈、大地を守っていきたいと思います。
それが地球人としての役割の1つだと思うので。
キブツ八ヶ岳ゲストは、まだまだ参加者募集中です。
本日の大地の再生講座の動画も配信され、また次にやるワークショップなども参加できます。