マタニティ・カフェ特別企画『あわひ』鑑賞会

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マタニティ・カフェと、特別企画『あわひ』鑑賞会」のご案内

マタニティって妊婦さんのことよね、関係ないわ!と思わずに、お耳を拝借。

私たちはもれなくいつか死を迎えます。どんなふうにこの人生を終えるのだろう。それは今考えてもわからないことですが、始まりがあれば、終わりもあるというのが今のところこの世の決まり。終わりはこれから。では、この人生の始まりは?

私たちがもれなく死を迎えるのと等しく、私たちはもれなくお母さんのお腹にいる時間を経て今ここにいます。出産の大役を担うのはお母さん、つまり女性です。千賀一生さんは著書「0フォース」の中で、縄文時代のお産の幻視を描いています。

女性たちが広場で円になって祈りを捧げ、エネルギーを産屋に集中して、今産まれくる命と産み出す命にそれを向け出産を助けるのだと。(「0フォース」はキブツ図書室にあります)産まれくる命はすでにこの世の仲間であり、その大役を担う女性をみんなでサポートするコミュニティが縄文時代にはあったんですね。少し前の大家族の日本では、まだそんな女性同士の助け合いがあったかもしれませんが、現在の妊婦さんは孤独に悩んでいる方が多く見られます。

・病院では太るなと言われ、食事をどうしたら良いか悩んでいる
・お腹が張って苦しい
・逆子が治らない
・感情の起伏が激しくて、気持ちも落ち込む
・出産って痛いんだろうか、不安でいっぱい
・不妊治療を迫られている・・・・などなど

そんな出産に関するお悩みの相談に、お茶でも飲みながら気軽に乗ろうと始まったマタニティ・カフェですが、現在は、産む性ならではの女性が「女性」について学び、語り合う場になっています。

女性の身体と心について、生理の話や妊娠出産の話、流産になったことや産後うつに悩んだこと、産む性を終える更年期というステージのことや、いろいろな病気のこと。女性とは子宮と卵巣と膣、乳房という仕組みを持っていることですが、自分の身体とはいえ、本当に理解して受け入れているでしょうか。女性性のことはあまり大きな声で話をすることはなかったかもしれません。これからはオープンに、マタニティ・カフェに持ち寄ってみませんか。妊娠出産経験の有無は問いません。

自分の体験が誰かの癒しに。誰かの体験がわたしの癒しに。そんな時間になっています。

カフェの最後には、中野智香子さんによる胎教ハープがあり、これを聴くだけでも参加する価値があります!お母さんのお腹で聞いていたいろんな音に、ハープの響きが加わると、あっという間にこの世に産まれ来る前の意識に引き戻され、原点に帰ります。わたしの命が芽生え、愛に守られながら育ち、そしてこの世に産まれ出た勇者の魂。それはわたしだけでなく、この世に存在する誰もがそうなんだ。そんなワンネス体験に涙があふれます。

毎月一回開催しているマタニティ・カフェ、どうぞご参加ください。この繋がりがネオ縄文コミュニティを生むかもしれません。

そして、12月はキブツ保健室の活動の一環として、「マタニティ・カフェ特別企画『あわひ』鑑賞会」を企画しています。生と死をみつめ、ひいては〝生きる〟ことを考えるひと時を、2023年の年末にいかがでしょうか。

日時:2023年12月17日(日)13:00〜
場所:キブツハウス(大泉町谷戸)
お申し込みはこちらからどうぞこちらからどうぞ

映画鑑賞会、マタニティ・カフェへの男性の参加も大歓迎。男性あっての妊娠ですし、出産・育児ももはや女性一人の仕事ではありません。共に学び、共に助け、共に生きるこれからの世界を、お茶飲みながら気軽にお話しできたらと思います。

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